2024年01月22日

疲労骨折って?

疲労骨折って?

疲労骨折
軽微な外力(弱い力)が同じ場所に繰り返し加わることで生じる骨の損傷
軽微な外力とは、

1度で骨折が起きないぐらいの力

をいいます。

たとえば、ランニングで起きる足の甲の疲労骨折「中足骨疲労骨折」やゴルフのスイングで起きる「肋骨疲労骨折」など。

多くは、同じ動作を繰り返すことで発生します。
スポーツや身体を使う労働で生じることが多い、「オーバーユース」によるものです。

本人もぶつけた!ころんだ!ひねった!など外傷の記憶がないため、まさか骨折しているとは思っていないことがほとんどです。

多くの人が「骨折だからレントゲンでわかるよね~?」と思っています。

ですが、実際には骨の損傷が起きた直後(痛みがいちばん強くなった時期)でのレントゲン検査では分からないことも多いんです。

むしろ、直後でもレントゲンに写るような損傷だとよっぽど重症化しているといってもいいと思います。

レントゲン上では異常がないからといって、そのままにするのではなく、患部の「保護」と「固定」をしておくことは重要です。

疲労骨折は、おもに負担のかかりやすい部位に発症するので、治りにくい「難治性」のものも数多いので注意が必要です。

疲労骨折は圧倒的に下肢(脚~足部)に多いです。
他の部位と違って、荷重や衝撃の強さ、頻度ともに大きいのが理由。

かといって、他の部位で発生しないわけではなく、どの部位でも発生します。

特に多いのが10代の学生(スポーツ)

10代のスポーツ選手に多い理由
・骨がしなりやすい
・身体が大きくなる
・骨の成長に筋量が追いついていない
・運動量や強度が増加する時期
・自分で練習量を管理できない

予防として、

環境のみなおし
地面や道具など外的要因を見直して患部の負担を減らす。

練習(作業)内容・量・頻度のみなおし
オーバーユースになった原因を見直すことも重要。
身体能力・成長に合わせたプログラムを組む

練習(作業)フォームのみなおし
特定部位にだけ負荷がかからないように、身体の使い方を工夫する。

などが挙げられます。

「無理をさせないこと」

これが結構大事です。安静にするだけでも痛みが落ち着く場合もあるので痛みがある場合は無理せず受診して下さい!



Posted by 江崎整骨院 at 21:00│Comments(0)
 
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