2021年11月25日

インピンジメント症候群

インピンジメント症候群とは、肩で起こる痛みや可動域低下、違和感などに繋がる症状のことです

インピンジメントとは、「衝突」「挟む」などの意味があります

肩周りには筋肉・骨・靱帯・関節包・滑液包などの様々な組織があります

これらの組織が全てスムーズに動けば、問題なく肩が動きます。


ところが、筋肉のバランスが崩れたり肩の痛みや肘の痛みなどをかばって変な動きをしたりしていると、

肩関節で異常が起こります

この肩の異常で、肩を動かした際に筋肉や関節包、滑液包などが挟まれたり衝突したりすることがインピンジメント症候群です

インピンジメント症候群


症状としては、肩を動かした時に痛みが出る「動作時痛」が主な症状です

野球選手であればボールを投げる時に痛みが出ます

日常生活で起こる場合は、高いものをとる時など基本的に手を挙げた時に痛みが起こります

投げる動作の他、バドミントンのスマッシュやテニスのサーブ、バレーボールのスパイクなどでも同様の痛みが出ます

インピンジメント症候群の原因は、肩を動かす際に腱板(肩のインナーマッスル)や

滑液包などが挟まれることで痛みが出ます

この組織が挟まれる原因を一言で言えば、肩の動きの悪さです

肩の動きは、肩甲骨や背骨などが連動して起こります

また、下半身の異常でも肩の動きは悪くなる場合があります

治療法としては、基本的にまず安静が一番です

痛みの出る動きを制限していかなければ、なかなか痛みが消えません


また、「このストレッチをすればインピンジメント症候群が治る」ということはないです

インピンジメント症候群の原因をしっかり分析し、その状態に合わせたトレーニングやストレッチが必要です

肩に違和感や痛みがあれば早めに診てもらいましょう



Posted by 江崎整骨院 at 21:00│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。